お疲れ様です、雑煮のせき亭です。
1月も終わりが近づき、博多の町には少しずつ春の気配……と言いたいところですが、まだまだ寒い日が続きますね。
しかし、私たち博多旧市街の一員にとって、本当の春(立春)を迎えるための「熱い一日」がもうすぐやってきます。
そう、2月3日の「節分」です。
今回は、博多旧市街でお雑煮屋を営む店主として、「博多旧市街の節分の楽しみ方」と「なぜ節分にお雑煮なのか」というお話を少しさせていただこうと思います。
■ 博多旧市街が「熱気」に包まれる日
この時期も、私どものお店がある「博多旧市街」エリアは、独特の活気に包まれます。
すぐ近くの「櫛田神社」には、日本一巨大な「お多福面」が登場。その大きな口をくぐって参拝することで、商売繁盛や家内安全を願う人たちで賑わいます。
そして、空海(弘法大師)ゆかりの「東長寺」で行われる「節分大祭」盛大な豆まきも圧巻です。
節分大祭【櫛田神社】2026
「鬼は外、福は内」
賑やかに響く威勢の良い掛け声を聞くと、「ああ、博多に住んでいてよかった」としみじみ感じます。
■ 節分は「季節の大晦日」。だからお雑煮なんです
さて、皆さんは「節分にお雑煮」と聞いて、少し不思議に思われるかもしれません。「お雑煮はお正月の食べ物でしょ?」と。
実は、昔の暦では「立春」を一年の始まり(お正月)のように大切にしていました。
つまり、その前日である節分は、いわば「季節の大晦日」。
昔の人が、この日に豆まきをして鬼(邪気)を払ったのは、清らかな体で新しい春を迎えるための、まさに「年越し」の儀式だったんですね。
そう考えると、一年の厄を払い、新しい春の神様をお迎えする「ハレの食事」としてお雑煮を食べることは、とても理にかなった日本の食文化だと言えます。
■ 冷えた身体に染み渡る、焼きあごの出汁
豆まき神事やお参りで賑わう博多旧市街ですが、2月の外気はやはり冷え込みます。人混みの中を歩いて、身体の芯まで冷えてしまった……という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、ぜひ「雑煮のせき亭」の暖簾をくぐってください。
・焼きあご(トビウオ)の旨味が凝縮された、透き通った黄金色の出汁。
・博多雑煮にかかせない、縁起魚の「ブリ」。
・そして、柔らかく艶々のお餅。
温かいお雑煮を一口すすれば、寒さも厄も、すーっと解けていくような心地よさを感じていただけるはずです。
■ 【通な楽しみ方】夜の「お多福面」は別世界

もしお時間に余裕があれば、陽が落ちてからの参拝もおすすめです。
実は、櫛田神社の境内は夜も入ることができるのをご存知でしたか?
夜になると、楼門の「お多福面」や境内の提灯に明かりが灯ります。
昼間の賑やかで福々しい表情とは一変、暗闇の中にボウッと浮かび上がるお多福さんは、どこか神秘的で、吸い込まれそうな迫力があります。
特に、ライトアップされた大きな口の中をくぐる瞬間は、まるで「異世界」への入り口のよう。
昼間よりも人が少なく、静寂に包まれた夜の境内は、心静かに願い事をするのにうってつけです。
「昼の賑わい」と「夜の静寂」。
この二つの顔を楽しめるのも、街の中にある櫛田神社ならではの魅力ですね。

【散歩コース】
櫛田神社9分・東長寺3分。
博多旧市街散策の休憩に、ぜひお立ち寄りください。
[店舗の地図リンクや予約ボタンなどをここに]
雑煮のせき亭~表参道~櫛田神社 徒歩 約9分 ↓でクリックでGoogleマップ


雑煮のせき亭~東長寺 徒歩 約3分 ↓でクリックでGoogleマップ



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